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   インターネット初級講座
 
2003年7月1日 インターネット初級講座(1)
インターネットとは

 インターネットのホームページでこの文章を読んでいる方は、多少はインターネットがどのようなものかという知識はあると思います。
 もし、あなたがこの文章をインターネットではなく、印刷した紙で読んでいるとしたら、こういう文章をパソコンの画面上で読めるようにする仕組みがインターネットだと考えればいいでしょう。ちなみに、パソコンで読む場合は、ページをめくるかわりにパソコンの画面に表示されたマークをマウスという装置で操作することで、次のページが読めます。また、同じようにして別の文章を読むこともできます。
 その意味では、インターネットは電気的な「紙」を電気的にやりとりする仕組みと考えてもかまいません。

 しかしインターネットは文章ばかりでなく、写真や音、動画などを送ったり、それを受け取って見たり聞いたりすることもできます。
 したがって、インターネットはパソコンを使ったテレビやラジオのような仕組みと考えることができます。
 しかしインターネットはテレビやラジオのように、ただ映像や音声を受け取るばかりでなく、自分でさまざまな文章、映像、音声などを送ることもできます。

 簡単に言ってしまえば、パソコンの画面に表示できるもの、パソコンのスピーカーから聞こえてくるものはすべて、インターネットを使ってやりとりできるようにする仕組みなのです。

■インターネット以前

 インターネットをよく知らない人でも、これが便利そうなものだ、ということは、何となく感じているのではないでしょうか。なにしろ最近は、あちこちで「インターネット」という言葉を見聞きします。日本の政府も、インターネットこそ、日本がこれからの世界的な競争の中で生き残る道だ、というようなことを言っていますし、企業もインターネットへの対応にずいぶん多額の投資をしています。

 ただ、すでにインターネットを使っている人でも、インターネットの何がそんなに凄いのか、本当にわかっている人はそれほど多くないのではないかと思います。さらに言えば、「IT立国」だの「eJapan」だのと言っている日本の政治家も、「ブロードバンドで経営革新だ」なんて言っている社長さんたちも、もしかすると、よくわかっていないのかもしれません。こんなことを書いている私にしても、インターネットの技術はともかく、インターネットがもたらす社会的な意味が本当に理解できているのか、ときどき不安になるぐらいです。

 インターネットの仕組みは、とても単純です。しかし、単純なものほど奥が深いものです。人類の歴史と知恵は、ありふれた何の変哲もない「白い紙」のおかげで大きく変化しました。
 「白い紙」。それだけでは、何ということもない、ただの紙。しかし紙は何でも書けて、誰にでも買えるぐらい安く、軽く、持ち運びにも便利な万能のメディアです。

 紙を使って、自分の考えをまとめ、他人に伝えることができます。
 紙を使って、記憶しきれない事柄を書き留めておくことができます。
 紙を使って、本を作れます。
 紙を使って、新聞を作れます。
 紙を使って、鶴を折ることができます。
 紙を使って、傘を作ることができます。
 紙を使って、…もういいでしょう。とにかく紙を使えば何でもできます。
  
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